長い歴史を誇る南部鉄器。ものづくりに真摯に取り組み、受け継がれてきた確かな技術で作られる鉄器は、長く使い続けて育てていくもの。機能性とデザイン性、そして培われてきた職人の技が結集した鉄器は世代を超えて愛用していきたい伝統工芸品です。
健康を意識してこれから白湯を飲み始めたいという方、白湯はちょっと苦手という方には、ぜひ鉄瓶で白湯を愉しんでいただきたい。鉄瓶で沸かしたお湯は、まろやかで優しいと言われます。これは水の中に含まれるミネラルが鉄瓶内部に付着することで軟水化し、硬さがなくなり飲みやすくなるため。もちろんお茶やコーヒーの風味もより一層引き立たせるので、鉄瓶で沸かしたお湯は最適です。鉄瓶で白湯の健康習慣始めてみませんか。
こちらの鉄瓶はもみじの模様が施されており、ツル(持ち手)が固定のタイプです。
IH対応です。
サイズ:約20cm x 18cm x 19cm(ツル含む)
重さ:約2.2kg
容量:約1.2L
【鉄瓶の使いはじめのお手入れ法】
まず最初に「湯垢づけ」をします。硬水を沸かすと、鉄瓶内部には、高度の高い水に多く含まれるカルシウムやマグネシウムが結晶化し、白い膜となって付着します。この水のミネラルが結晶化しものを「湯垢」と呼び、使いはじめに湯垢を付けることで、鉄瓶内部に発生するサビを防止します。
準備するもの:硬度300mg程度の硬水(evianやVittelがオススメ)
手順1:硬水を8分目まで入れる
(沸騰時の吹きこぼれを防ぐため、8分目以上は入れないようにする)
手順2:蓋をはずしたまま、20分程火にかける
(必ず蓋をはずし、中火程度で火にかけます。20分ほど沸騰させます。IHの場合は弱~中に設定)
手順3:蓋をして、中の湯を捨てる
(20分程沸騰させた後、蓋をして湯を捨てます)
手順4:蓋をはずし、余熱で内部を乾かす
本体が冷めた後、手順1~3を3回繰り返し完了!
(最後の3回目が終わったら30秒程度火にかけ、しっかり乾かしましょう)
※内部に湯垢(白い点々)ができたら、水道水に切り替えるようにしましょう。
※使いはじめの段階で水道水を使用した場合、お住まいの地域の水質によっては、サビが点々と発生する場合があります。
※浄水器の水だと湯垢が育ちにくいため、普段ご使用いただく場合は”水道水”を沸かして頂くことをおすすめします。
※鉄瓶内部は触ったり洗ったりせず、そのまま使用して湯垢を育てます。育った湯垢は層になると、かさぶたのようにポロっとはがれることがあります。カルシウムの塊ですので、塊が大きい場合は捨ててください。
【何十年も使い続けるためのコツ】
・湯沸かしをするとき以外は、できる限り乾いた状態にする。
・水を入れっぱなしにしない。濡れたまま放置しない。
・空焚きは30秒程度が理想。空焚きのし過ぎは厳禁。
・できるだけ頻繁に使用する。
・風通しのよい所に保管する。