鹿児島県であたたかく生活に寄り添ううつわを作っている宋艸窯。鎬(しのぎ)の技法を用い、シンプルな形でありながらスタイリッシュでモダンな印象の器が魅力です。和洋中どんなお料理も受け止めてくれる、おおらかさがあり、全国に多くのファンを持つ窯元です。
こちらはぐるっと一周しのぎが施された小ぶりなサイズのお湯差し。沸かしたお湯を入れて急須やティーポットのそばへ置いておけば、ほどよい温度感で注ぎ足せます。普段白湯を飲まれる方や食後のお薬を服用するのにも便利。
底面にある円を描いたような凹凸は、デザイン性のほかに少しでも軽くして使いやすくしたいという作家さんの想いから。見えないところにもこだわりが詰まった一品です。カラーは全部で3色ご用意しました。
サイズ
直径:約5.5cm
高さ:約9cm
重さ:約220~260g
※一つ一つ手づくりのため、サイズや重さ、形状、紋様、色、質感などには個体差があります。ご了承ください。
【宋艸窯(そうそうがま)】
鹿児島県姶良市にて竹之内彬裕(父)と竹之内琢(息子)の親子二代で作陶している窯元。鎬(しのぎ)の美しさが際立つうつわ作りが魅力です。
「宋艸窯」という窯名は、陶磁器が盛んだった宋(現在の中国)時代に由来し、草の旧字体「艸」を組み合わせたもの。この名前には、草のように根を張り、広がっていこうという思いが込められているそう。
「陶造りは推敲の旅です。一字一行詩まで推敲は続きます。」と言う言葉からも分かるように、ものづくりに真摯に取り組む姿勢がうつわにも反映されています。
同じ作家の作品はこちら ⇒ 宋艸窯
canosa story Vol. 20 薩摩に根を張る線と色彩のうつわ ⇒ 宋艸窯