岩手県二戸郡一戸町の鳥越地区に伝わる「鳥越の竹細工」。この地域に自生する良質な「スズタケ」を原料に、職人がひとつひとつ手作業で編み上げた生活道具です。
すず竹は水や湿気に強く、非常にしなやかで丈夫。見た目のしっかりとした佇まいからは想像できないほど軽く、手になじみます。職人の手によって密に編み込まれた美しい編み目は、使い込むほどに自然なツヤを纏い、鮮やかな若竹色から深みのある飴色へと味わい深く変化していきます。
この 「つぼけ」とは、もともと東北の農作業や採集の際に腰に下げて使われてきた伝統的な深かごのこと。口元がほんのり窄まった独特の立体的なフォルムと、縁周りの頑丈な巻きが特徴です。
現代の暮らしにおいても、その収納力と美しい存在感は様々なシーンで重宝します。
キッチンで: 根菜類(ジャガイモやタマネギなど)の保管かごとして。通気性が良く、出し入れもスムーズです。
リビングや書斎で: カトラリー立て、文房具やリモコンなどの小物整理、手芸の糸玉入れに。
インテリアとして: 縁のあしらいを活かし、ドライフラワーを挿して飾るなど、お部屋のアクセントにも映えます。
材料となるすず竹は、約120年に一度しか開花しないという珍しい生態を持つ植物です。近年、明治30年以来となる一斉開花を迎えて竹林が枯死し、新竹が育ちにくい状況が続いています。作り手の高齢化と相まって生産量が激減しており、canosaでも1点のみのお取り扱いとなります。
時を重ねるごとに愛着が深まる東北の手仕事。日々の暮らしを温かく彩る道具として、末永くお愉しみください。
サイズ
口径:約22cm~約22.5cm
高さ:約24cm
底部:約18cm x 約17cm
重さ:230g
※一つ一つ手づくりのため、サイズや重さ、形状、紋様、色、質感などには個体差があります。ご了承ください。