山形県山形市にある約200年の歴史を持つ平清水焼。明治時代の最盛期には30軒を超える窯元が存在したそうですが、現在は2軒を残すのみ。その中で伝統を守り続ける七右エ門窯では、地元千歳山から取れる硫化鉄分を含んだ陶石を原料に、使いやすく魅力あふれる民藝陶器を製陶しています。七右エ門窯の作品は、精緻で繊細なデザインが特徴です。特に、茶器や食器に関しては、実用性と美しさを兼ね備えたものが多いのですが、伝統的な技術を守りながらも、新しい技法やデザインも上手く取り入れています。
こちらは平清水焼の特徴である焼き締めのような赤茶色の側面に、刷毛で走らせた淡いグレーの釉薬が映えるお茶碗です。点々と浮かび上がった鉄分は付近の千歳山で採れる柔らかい陶石の名残。これも七右エ門窯の特徴です。小さいのでお子さまでも持ちやすいサイズ感。長くご愛用いただきたい商品です。
サイズ
直径:約11.5cm
高さ:約5cm
重さ:約150g
※一つ一つ手づくりのため、サイズや重さ、形状、デザインには個体差があります。ご了承ください。