竹富島で作陶している作家さん。島の人々の暮らしや島の生き物をデザインし、作品に込めることで、竹富島の“景色”であり続けるという夢を持ち、大らかなやちむんを作っています。
こちらは菊花紋のカラカラとぐい吞み2客のセット。あまり酒器を多く作らない作家さんですが、今回初めて1セットだけ分けて頂きました。canosaでもカラカラは初めてのご紹介です。
「最近はあまり呑めなくなったので、最後まで美味しく呑める器に拘るようになりました」とは作家さんの弁。
器が良いと、どんなお酒も格別に感じますよね。そして、たとえ使わなくても、そこにあるだけで沖縄の風を感じ、豊かで幸せな気持ちにさせてくれるのが「やちむん」の大きな魅力です。
カラカラは徳利の役割を果たす酒器ですが、最大の特徴はその注ぎ口(くちばし)にあります。泡盛を一滴ずつ精密に注げるよう、長く細く鋭く作られています。ぐい吞みをテーブルに置いたままでも、一滴もこぼさず注ぐことができるのです。
また、添えられたぐい吞みが小さくて実に愛らしい。ずっしりと安定感のあるカラカラと、羽のように軽いぐい呑みの対比も、手仕事ならではの面白さです。
この小さな杯へ、何度も何度もカラカラからお酒を注ぐ。その所作の繰り返し自体が、一つの愉しみになります。
ところで「カラカラ」という不思議な響きの語源ですが、お酒を飲み干して空になった際、中に閉じ込めた陶器の玉が「カラカラ」と音を立てるから、という説が有名です(※現在の作品には陶器玉は入っていません)。「もう空だよ」と教えてくれる遊び心に、道具としての愛嬌を感じますね。 もう一つ、沖縄の言葉で「貸せ、貸せ(カラ、カラ)」とお酒を催促したことが由来という説も。宴の席の賑やかなやり取りから生まれたと思うと、いかにも沖縄らしい温かみを感じます。
泡盛はもちろん、日本酒をゆっくりと味わう時間にもぜひ。
サイズ
(カラカラ)
口径:3.5cm
底径:9.5cm
高さ:約13.5cm
重さ:約400g
(ぐい吞み/一個当たり)
口径:5.0cm
高さ:約3.5cm
重さ:約32~34g
※一つ一つ手づくりのため、サイズや重さ、厚み、形状、紋様、色合い、質感などには個体差があります。ご了承ください。
【使用上のご注意】
(ご使用前)
・お料理を盛る前に、器にさっと水分を含ませていただくと、しみや茶渋などの汚れがつきにくく、いつまでもきれいにご使用いただけます。
・電子レンジ、オーブン、直火のご使用はお避け下さい。
・器を水に浸けると斑点のような模様が出て色が変わることがありますが、これは土に水が浸み込むためで、乾くと目立たなくなります。品質に問題はございません。
(ご使用後)
・醤油・塩分・油分・酸味などの強い食品を長時間入れたままご使用になりますと、貫入などに浸透し、シミ・臭い・べとつきの原因となります。ご使用後の浸け置きは避け、食器用洗剤で洗い、よく乾燥させてから収納してください。吸水性があるため、乾燥不十分なまま置いておきますと、カビやシミ、臭いの原因となります。
・食器洗浄機のご使用はお避け下さい。変色・ひび・破損の原因となることがあります。
同じ作家の作品はこちら ⇒ アトリエ五香屋
CANOSA STORY VOL. 5 民芸の島 竹富島 ⇒ アトリエ五香屋
沖縄と益子の繋がりに関しての記事はこちら → canosa-story-vol-26
canosaが考える「整える」暮らし → 健康は、季節を味わい、器を愛でる食卓から