天保12(1841)年、新庄戸沢藩の御用窯として開窯した山形県新庄市の「新庄東山焼」。越後出身の陶工・涌井弥兵衛が東山の豊富な陶土に惚れ込み、開いた歴史ある窯元です。
開窯以来、「日常の生活の中で使用できる陶器を制作する」という家憲を守り続け、現在も敷地内から採取される良質な陶土を用いて作られています。東山焼の陶土はしっかり焼き締まる特性を持ち、丈夫で割れにくく、使い込むほどに味わい深い風合いが増していく、まさに「用美一体」の民藝品を代表する陶器です。
新庄東山焼といえば“出羽の雪のかげりの色”と評される澄んだ青みの「なまこ釉」が有名ですが、無垢の白釉も新庄東山焼の美しい代表作です。わずかに青みがかった白の表情は、まさに舞い降りた「出羽の白雪」そのものを思わせる静かな気品をたたえています。
窯の中で釉薬が流れて生まれた微かなグラデーションは二つとして同じものがない唯一無二のもの。底に向かってスマートに引き締まったフォルムと、高台付近に見える赤みを帯びた土色が美しいコントラストを生み出しています。手にしっくりと馴染む直線と、指に沿う持ち手を備え、見た目の美しさと使いやすさを兼ね備えたカップです。
朝の淹れたてコーヒーや紅茶はもちろん、緑茶などをいただく普段使いのカップとして最適です。手仕事ならではの温もりと適度な重みが手に心地よく、使うたびに愛着が深まります。ご自身のお気に入りの一客としてはもちろん、本物志向の方や工芸好きな方への心温まる贈り物としていかがでしょうか。
サイズ
口径:約8.5cm
高さ:約10.5cm
重さ:約242g
飲み口:中間
※一つ一つ手づくりのため、サイズや重さ、形状、紋様などには個体差があります。ご了承ください。
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canosa story Vol. 18 出羽の雪のかげり 新庄東山焼 ⇒ canosa-story-vol-18
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